Zoom祈りの会メルマガをお読みの皆さまへ
いつもご参加くださりありがとうございます。
11月23日(土)の『動画による祈りの会』の書き起こしを送ります。
2024年11月23日(土) 動画による祈りの会_真紀先生・里香先生
【真妃先生・里香先生】
皆さま、おはようございます。
【里香先生】
○本日も動画の祈りの会にご参加いただきまして、まことにありがとうございます。今日は11月23日、昨日11月22日は五井先生のお誕生日でした。もし五井先生がご存命であれば108歳です。
○ということで、五井先生が提唱して始められた普遍的な真理『人間と真実の生き方』や『世界平和の祈り』は、1955年から2024年に至るまで、ずっと世代を引き継いで響かせてきました。
○今朝は『May PeacePrevail On Earth International』のディレクター、フミさんが毎年行う「グローバル・ピースポール・デー」というイベントで皆さまと繋がり、白光の活動が紹介されたり、ピースポールを立てる意義を確認し合ったり、五井先生の教えを世界に広める活動がZoomをとおして行なわれました。
○その30分後の今、また私たちはこうやって繋がり合い、本質的な祈りを深めようとしています。本日もこの後に、五井先生のご法話を拝聴して真理の響きと繋がります。今は大事な時期であると思いますので、今年最後ではありませんが、皆さま、本日もどうぞよろしくお願いいたします。
【真妃先生】
○皆さま、今日もご参加いただきましてありがとうございます。大切な方…、五井先生を始め、自身の大切な家族、友だち、大切な方が旅立たれると、同じ肉体の存在としてお話ができたり、声が聞けたりできなくなります。
○そのときに、「相手の存在が自分の前から消え去ってしまった」「いなくなってしまった」という気持ちになるんですけれども、何かそういうふうに、「あの人が私の目の前からいなくなった」と思うと、そこから寂しさや孤独、不安などの気持ちが出てきてきます。
○それは、出てくるのが当然だと思うんですけれども、それは、その人が形を変えて、常に存在し続けてくださっているといえます。その方がすごく大切にしていた生き方やあり方を、この世に残った私たちが引き継いで、自分という存在をとおしてその人が生きつづけることになるのです。
○それによって、「その方は私たちの中に生きつづけ、この世の中に生きつづけているのだ。形を変えて生きつづけているのだ」という気持ちになると、その方はいなくなったのではなく、私たちが大切なその方の生き方やあり方を引き継がせてもらって、私たちも生きることができるというふうにいえます。
○誰かが天に帰られるとき、そのように思いますと、新たな希望と大切なお役目が表面化して、自分の命が大切な役目を担って生きてゆくという見え方に変わってゆくのだといえます。
○ですから、事実としては、肉体を持って生きている私たちは、いつかは必ず死という形をとおして、肉体という存在ではもう永遠に存在することはできないという形になりますが、その人が大切にしてきた生き方やそのあり方というものは、次の世代がそれを引き継いでくれることによって、自分という存在は形を変えて、永遠にこの世の中に存在し続けることができるのだということを、昨日、私は深く感じていました。
○五井先生という、素晴らしい哲学者であり宗教学者の存在、その肉体は、もうこの世の中には存在しておりませんが、今、一万人を超える会員さんたち、そして会員さんではなくても「世界人類が平和でありますように」という祈りを祈ってくださっている方、そしてその祈り言葉を大切にされている方々は、世界中に存在しておられます。
○それはある意味で、五井先生がこの世界に肉体として存在しているときよりも、大きな形でこの地球に、五井先生のひびきが広がっているといえます。
○自分にとってすごく大切な人の生き方やあり方を引き継いで、この世の中で生きてゆくということの意味やその大切さを、改めて私たち自身が思い見ることの大切さを感じました。
○「自分という存在を超えて、様々な存在が一つに繋がり合って生きているのだな」と自分が思ったときに、自分という存在というのは、一人の存在ではなくて、大きな大きな、いろんな人たちや宇宙や自然などとも融合していると思えてきます。
○そのように考えてゆきますと、私たちは自分(という小さな枠)を超えて、大きなものとの繋がりの中で生かされている存在だなというふうに感じられてきます。
○五井先生もおそらく、昨日の誕生日を迎えられて、このような形で五井先生が降ろしてくださった祈りが世界中に広がっていることや、世界平和の祈りをとおして世界を平和にしてゆこうとしている人たちが、これだけたくさん手を繋ぎ合っていることに、お喜びになっておられたと思います。
○それでは今日も、皆さまと一緒にお祈りの時間をつくってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。はじめに、世界平和のお祈りを、皆さまと一緒にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
<世界平和の祈り>
【真妃先生】
○ありがとうございます。本日のメインプログラムに入ってまいります。本日も皆さまとともに、五井先生のご法話を拝聴させていただき、その後に、日本の祈り、世界各国の祈りをさせていただきたいと思います。それでは皆さま、心静かに五井先生の真理の言葉に耳を傾けていただきいただきます。よろしくお願いいたします。
<五井先生のご法話>
皆さん、おはようございます。人類の発生の起源っていうのはまちまちでしてね、いわゆる考古学的にはどう言うかはわかりませんけれども、神霊学的に研究してる人には、もう百万年代じゃなくて何億年代という人もあるわけですね。
それは、年限というのは、これわからないんでしてね、未知数としまして、宇宙が始まります。宇宙は神のみ心によって開いてきたわけで、どんどんまだまだ開いてるわけです。だんだん進化していく。
星がたくさんありますね。たくさーん星がある。その星々の或るグループを先に成長させる。また、違うグループを成長させる。どんどんどんどん、星もそのようにして、だんだん完全になってゆくわけですね。
それで地球人類っていうものが今、完全になる(※神聖復活を果たす)時期になってるわけね。完全に神のみ心を顕わす世界になるわけです。
急に今度、急速に進化してきてるんですが、地球人類の前にね、他の星でもう完成した星がたくさんあるわけですね。地球人類よりもっと低い星もあるわけですね。順々になって、今地球の番なわけです。
そこで地球というものは、現在になるまでにね、何べんも文化が栄えてね。アトランティス大陸なんていうのありますね。ね、そのように、文明文化が今のように栄えていたときがあるんですね。
それが天変地異で崩れて海底に沈んでしまって、また新しくやり直したり、ノアの箱舟なんかの話もありますね。1回沈んだり、何遍も何遍もね、過去に六度、文化が盛んになって滅びてしまって、また盛んになって滅びてしまって、それを繰り返したのが六度で、今度、七度目になるわけね。
七劫で、今、七劫を迎えているわけです。六劫が終わるのと七劫が始まるのは、同時ですからね。それで七劫で、初めて完全になるわけなんでね。そういうふうに神様の方で作られてるんですよ。
そこで、年限っていうのは、現われた、いわゆる一つの文明文化の栄えた人類の滅びた年限と、それから前に栄えて滅びた、また前にって、ずっとさかのぼると、何億年かわかんないわけなんですね。それは学問的にわかってないんですね。霊学的にっきり、わからないんです。
そこで、(※物質の)地球世界はどういうふうにして、初めに人類ができたかというと、類人猿です。サルから進化して、類人猿みたいになっていくんですね。
それはどうしてそうなるかというと、初めアメーバから始まって、ずっと魚になったりなんかして進化してます。それは確かにダーウィンの進化論どおりなんです。肉体の方は、ダーウィンの進化論のように進化していくわけですね。それは間違いじゃないわけです。
ところが、ダーウィンの進化論てのは、ただ肉体の面だけを見てるわけね。霊なる世界、霊的な、いわゆる精神的な進化っていうものは、ただ肉体が進化しただけで、進化していくわけじゃなくてね。
他の先輩星の、例えば金星なら金星としますね。そこから天降ってきてね、初めに天降ってきた、要するに天孫降臨といいますね。天孫降臨っていう民族ですね、天降ってきた。
もう完全になった人たちが降りてきて、それは先輩になって、この猿からね、進化、どんどん進化してゆく、類人猿ですね。
類人猿の中に、また一つの魂、もっと進化しない星の世界からも来て、それで入って、この中に入って、霊魂が入るわけで、人類の霊魂がサルが進化した類人猿の中に入るんですよ。
それでこう、中から精神的に進化させていくんだけれども、それだけじゃ足りないんですね。そこで、天孫降臨のような民族がね、いわゆる完全なる、完成した人類が(※他の星から)降りてきて、これを指導しながら、人類の進化を図ったわけです。
そうやって精神的な進化をね、片っぽでは、自然ってことないけども、神々がやるんですが、物質的な人間、肉体人間の進化を図って司っている。
それから中身としては、先輩のいわゆる完成した人間が移動しながら、中身の進化を図っている。
両方から進化を促進させて、精神的な進化と、肉体的な変化とは別々にね、別々の神々によって習ってるわけですね。それを指導するのは、天から来たいわゆる天孫降臨の人が指導したわけです。
ところが指導してる方は人数が少ないわけですね。肉体人間は、どんどんどんどん増えていくわけ、肉体の人間の方がね。ですから、人間が肉体人間である、要するに動物から進化した人間であるという意識の方が強い、ね。
それが、そのまま強く広がっていくわけですよね。そこで、いつの間にか、肉体人間っていうね、人間は動物の進化したものである肉体な人間なんだというふうに、だんだんだんだんそう思い込んでしまったわけね。だから、肉体の波動が強いわけですね。
少数の、少数のいわゆる天孫降臨の少数の指導者たちが、仏菩薩になっていろいろね、あるときにはお釈迦様として現われ、あるいはイエス・キリストと現われ、老子として現われて、いろいろと指導するんですね。
指導するけども、それは価値はあるんですよ、大きな価値があるけども、肉体の人間の方の想いの方が強くって、もう想うままにはなかなかなってないんですね。現在まだまだなかなかなってないわけですね。
しかし、片一方では、科学者としてね、科学者という科学の方の知恵を持った、要するに宇宙人ですね、宇宙人が来ていろいろ指導したり、知らないうちに指導されて、インスピレーションみたいな格好でもって、いろんな発明なんかされて、だんだんだんだん科学が進展してきたわけですね。
それで、今はどういう時になるかっていうと、ある星が、地球なら地球に、太陽が地球の恩人ですわね。太陽がなきゃ地球が育ちません。それと同じように目に見えない星の力がね、星の力が地球を指導している。指導星というのがあるんですね。
それが、ある年限で変わってる。それが、一劫、二劫というのは、大きく変わる場合に、一つの劫になってね、この星を指導している星が、今度は違う星にバトンを渡す。そういうときに一劫になるわけなんね。
それが今度は7度目で、今はもう変わっちゃってるんですね、指導星が。そうすると、そこに急激にね、今までの波動と違った波動界が形成されて、作られていくわけですね。
だから、この何十年、何百年、何百年までいかなくても何十年っていうものね、100年、200年というものは、すごい進化でね、すごい急速な進化を遂げていくわけね。
その第一番として、科学が非常に発達してきてますね。しかしこういう科学ではなくてね。今の宗教でなくてね、もうとてつもないね、この大変化が起こるんですよ、ね。そういうときが今来てるわけです。
それでこの世界が続いていくとね、やがて地球界が本当の完全なね、やはり金星のような形の、いわゆる神人といいますかね、神の子の姿がそのまま表れてくるときがやがてくるんですね。
今、過程なんです。過程だけど、何となくもう、新しい世界が来るなっていうことは世界中にね、世界中の人の、何か新しい世界が、もう滅亡か、ね、新生か。これはこのまま滅びてしまうか、新しく生まれ変わるか、どうにかしなきゃならないんだ。そうだっていうような感じが何となくね、世界中に響き渡ってるんですよ。
このままでいけば滅亡しちゃう、ね、このまま、今のままでは滅亡するんだ。滅亡するか、あるいは全く新しい、要するに救世主が現われてね。それでパーッと世界中をよくするか、というふうにみんな考えてるわけね。
救世主待望のキリスト再臨の話が出始めた頃からそうですね。もう救世主が現われるんだ、救世主は必ず来るんだという形になってるわけですね。ところが、その救世主とは一体どういうものかっていうとね、それは肉体の体を持った一人の人のみを指すんじゃないんですね。
いわゆる、その仕事ですね、そのあり方、それをもって救世主という。それで私は、救世の大光明っていうんですね。それで、人類が救世の大光明を受けて、要するに神界に貢献して働いていると、みんな救世主なるんですよね。
一人の救世主が現われるんじゃなくて、あらゆる人が救世主の姿を現わすという、そういう考えを私は持ってるわけです。
そこで、救世の大光明を中心にして、救世の大光明によって育まれてゆく智慧や能力が、この中(※我々のなか)に働いてね、やがて世界が平和になっていくわけです。
その一つとして、私たち、宇宙子生命波動学(※宇宙子波動生命物理学)をやってますね。それは宗教精神から生まれた偉大なる科学なんです。これはね、やがて完成されます。
また、他の人もいろいろとやるでしょうしね。宗教も本当に宗教が完成される。それでやがて、宗教と科学が十字交差になってぐるぐる回るわけですね。それで完全な世界ができるんですよね。
その完全な世界が今、これからできる、できつつあるわけね。だから今世紀において、今世紀か来世紀かね。完全なものができるんですね。
だからただ単なる一人の救世主が現われて、パーとやったら悪い者もよくなっていった、そんなね、夢のようなね、宗教物語じゃないんですよ。
みんなが働く、みんなが救世主だったらね、そういうなることは、もうはっきりしてるんですよね。それで私は今、ここで中心になってますからね。他にも中心になってやる人もあるかもしれないね。
やがてはみんなが協力して、世界が平和になってくんですよ。ただ単にどこかに生まれた人がパーッと救世主になって、それで世界平和になったら…、そんなね、夢物語のようなこと考えちゃ駄目ですけどね。そういうことを考えてる人がずいぶんあります。
(※ネガティブな)予言をしている人もあります。そんなんじゃありません。みんなが救世主なんだ。そういう時代なんですよ。そういうことです。ありがとうございました。
【真妃先生】
○ありがとうございました。皆さま方は、五井先生のこのお話をお聞きになってどのようなことを今、感じられておられるでしょうか。
○私は、五井先生のおっしゃっておられる、本当に長―い年月をかけて、地球が進化する中の最終ステージに今、日本や地球があるということ、そして滅亡か神聖かっていう過渡期の中で、昌美先生が「2025年」ということをお話になられ、こうやって多くの方々が、世界平和の祈りを祈られ、印を組んでおられ、新しい世界に向けての準備を整えているというふうに、お話を伺いながらすごく感じていました。
○あとは、五井先生がおっしゃっておられる、一人ではないんだっていうところ、一人の救世主がやるんではないんだということを、昌美先生もおっしゃっておられます。一人の救世主がやってきて、世界を変えてくれるのではなくて、みんなでやることで、そのみんなでやることっていう中で、みんなでやるんだけれども、そこをみんながやる中で、やはり一つの目標が必要だなと思います。
○そう思ったときに、白光真宏会には、五井先生が中心になって降ろしてくださった「人間は本来、神の分霊であって業生ではなく、守護霊・守護神によって守られているものなんだ」という世界と、「世界人類が平和でありますように」という世界平和の祈りの中がある。
○そこには、私とあなたという区別がなくて、神聖という軸で、みんなが一つに繋がっているんだという考えのもとに、みんなが繋がって、世界が平和になってゆくという姿が、すごく私には明確に見えるんですね。
○そういう世界に向かって、多くの人たちが今動いている。動いていることをすごく感じます。そんな中で、表現は違うけれども、過去に2016年に五井平和賞を取られたハフサットさんっていうナイジェリアの女性がいます。
○彼女は、お父様がナイジェリアの大統領選選挙で選ばれたときに、クーデターが起きて、軍に身柄を拘束され、その解放を求めたお母様は軍に射殺され、そして最終的にはお父様も牢獄の中で、原因不明の死を遂げられたという、そういう経験を20代のときにされた女性なんですね。
○その女性は、そこで両親が軍事政権に殺された経験に対して、恨みとか報復ではなくて、そのような環境の中にあっても、両親が民主主義、一人一人の声がきちんと届くような未来をつくる平和な未来を創るという魂をいかに外からの権力が圧力をかけてきてもその精神を生き続けた結果の死であることに対する誇りをすごく持っていらっしゃるんですね。
○ですから、彼女が見ている世界というのは、個人、先ほども五井先生がおっしゃっておられた一人の人ではなく、本当にその人が生きて、その人がこの世で表わさなければいけない価値観を死という、ある意味、肉体の終わりではあるけれども、終わりではない、その死という限られた時間の中にいかに表現してゆくか。
○それを恐怖や不安によって言葉を変えたりとか、伝えなきゃいけないことを黙ったりするのではなくて、外の状況がいかにあろうとも、自分の中の伝えなくちゃいけないこと、自分の中の天命を生きた両親を誇りに思っていて、その両親の想いを引き継いで、彼女はナイジェリアが民主主義の国になることを願いながら活動している素晴らしい方なんですね。
○私は、私たちが手を繋ぐ相手というのは、この白光真宏会という宗教法人(の人たち)だけではないと思っています。そうした枠を超えた世界中の人達と繋がる。昌美先生がおっしゃっておられますように、「世界中の人たちが2025年を機に富士聖地に来るんだよ」っていうお話、どうして来るかというと、個人とか、民族とか、国とかを超えて、一つに繋がってゆくこと、そしてそれは、神聖というもので繋がってゆくことが、これからの平和な未来を作ってゆくとても重要な、五井先生がおっしゃってた鍵になるということだと理解しています。
○そんな中で皆さま方に、この団体を超えて、国を超えて、民族や宗教を超えて、一つに繋がってゆける人、一つの例として、彼女の過去、2016年にご平和賞でお話してくださったお話をちょっと、ここで1分半ですけれども、聞いていただきたいな、というふうに思います。
<ハフサット・アビオラ=コステロ氏の2016年度五井平和賞授賞スピーチの一部>
本日、五井平和賞を受賞しまして、皆さまにお伝えしたいことがあります。(※子どもたちを見ていると、)その子の中に輝きがあることが、一目瞭然だということです。
すべての子どもがその輝きを持って生まれてくるのです。私たちひとりひとりが内なる輝きを持っていますが、その輝きを表現できるかどうかは、世界で支援を見いだせるかどうかにかかっています。
私の父と母の物語を悲劇だと思われるかも知れません。しかし、私はそれを勝利だと考えています。
なぜなら、彼らの精神の中で、彼らの精神が「この人々に奉仕したい」と言い、そして危険に直面したとき、世界中の人々が立ち上がってくれたお蔭で、彼らは立ち続ける勇気を見出したからです。
確かに彼らは亡くなりましたが、私たち全員、いつかは死を迎えます。しかし、私たちの中で、何人が立ち上がり、本当に自分の精神を表現できているでしょうか?
彼らは自分たちの精神を表現したので、私は常に彼らを称えています。彼らのことを悲しく思うことはありません。
なぜなら、最後の勝利は彼らのものだったことを知っているからです。彼らは己に対して、何ものにも怯むことを許さなかったのです。
【真妃先生】
○はい、ありがとうございます。こういうことだと思います。私たちはいずれ死が訪れる。誰もに訪れる。ですから、死というものを恐怖したり、不安に思わずに、いろいろな自分たちの伝えたいことを阻むものを、恐怖・不安に思わず、どんな状況であれ、神聖なあり方、生き方を完うする。そこに尽きると思うんです。
○私もいろんな状況に置かれる中で、迎合した方が楽なんだろうかとか、ここでは真実を伝えない方が楽なのではないかと思うことがあります。でもそんなときに、印やマンダラ、世界平和の祈りをとおして、自分の神聖と繋がることによって、相手とぶつかり、対立しながら伝えるような伝え方ではなくて、「人間は本来、神の分霊なんだ」ということを、言葉とか、表現方法をうまい具合に変容させて、だけれども、伝えなくてはいけないメッセージは変えずに伝え続ける生き方というのがあると思って、創意工夫して行なっています。
○それが、私たちに備わっている無限なる創造力だと思うからです。私たちがここで諦めたら、もう世界は無理なんだ、戦争が起きて、人間はもう無理なんだ、人類は破滅するんだ、そう思った瞬間、そういう想いから出てくる(ネガティブな)言動行為が出てくるんです。
○どんな状況が、自分の周りに現われようとも、私たちが揺るぎなく信じる世界は、「人間は本来、神の分霊である」です。それを表現するために生きているのだということを、常に常に、自分の中に戻してゆく。
○そして自分の中に戻しながら、自分の置かれた立場でそれを表わし続ける。そして、それを表しているハフサットさんとか、本当に素晴らしい方々が世界にいる。表わしている人たちは、お互いが表わしていることがわかるんです。
○そうしましたら、表わしている人たちと、宗教、民族、国の違いを超えて、手を繋いでゆくことができる。それによって、本当に世界は、人間は、本来善なるものなんだ、神聖なんだと、自分の平和だけを祈るのではなく、世界の平和を祈ることによって、結果的に、世界はみんな平和になってゆく。
○そうやって生きてゆきますと、私たちが見たい大調和の世界を表わすことができます。ですから、私たちが与えられた使命は、最後の最後、自分がこの世を去る瞬間まで、表現できる生き方であり、あり方であるということです。
○そして、それを生き、表現するために、私たちは命を与えられているんだということを、改めて、私は本当に今日、皆さま方と共有したいと思いますし、これからも、私は自分が置かれている様々な場で、いろいろな創意工夫をしながら、自分の神聖を、そして相手も本来神聖なんだということを、疑わずに表現してまいりたいなというふうに思いました。
○それでは里香先生にバトンタッチして、お話していただいて、お祈りに入ってまいりたいと思います。
【里香先生】
○ありがとうございました。本当に五井先生のご法話を、このように拝聴できることは偶然ではない。これは、私自身の感じ方ですけれども、五井先生がお亡くなりになられ、もう何十年も経っており、この録音のお話をされたときも、何十年前のことです。
○でも本当に不思議なことに、五井先生が私のすぐそば、隣にいらして、今このとき、今この瞬間、このメッセージを届けてくださっているかのようかのように、このお話は、五井先生から私たちへのメッセージだと思っています。
○時間の概念っていうものはやはり、この世界に生きていると、365日が一年という計算で、そういうロジックになると思うんですけれども、我々の意識、霊的意識というものは、それを超えたところで、本当に繋がっている。
○ですから、五井先生があのお話をされていた時間を超えた次元っていうのは、やはり今、すごく近くなっているのではないかと感じるんですね。
○だから私は、五井先生が肉体的存在としていらっしゃらなくて、何十年前に亡くなられていますけれども、一度たりとも寂しいとか、会いたいとかって、あんまり思ったことがありません。
○それは、本当に、常に常に私の中に存在していて、常に感じているからです。意識体としての五井先生の導き…、愛であり、ご指導でありといったことが、全て時空を超えたものなんだなと思っております。
○だからこそ、今この瞬間に、このメッセージが降ろされたんだという確信を持って、すごくわクワクするし、いよいよだっていう、本当に、昌美先生がおっしゃられているこの世界の時間、空間の中でのタイムラグと…、今、不思議とこのテープも、私が選んだのではなく、昨日スタッフに選んでいただいたものです。
○それは本当に必然の流れでそうなっていて、計算しているわけではありません。やはり、降ろされるべきメッセージが常に降ろされていて、そして私たちがキャッチできるようになっているのです。そして、そのメッセージを心の中に入れて、そこから世界をどう見るのか、自分をどう見るのか、自然をどう見るのかが大切だと思います。
○今回の五井先生のお話も、肉体としての進化と霊的存在としての進化のお話がありました。その二つは違うものなんだよとおっしゃっておられました。また私は、今回の五井先生のお話から次のようなことを感じました。
○霊的進化というのは、本当に見えない世界の多くの星々(※神霊波動化した世界)のご指導によって導かれているということ。
○肉体的進化と霊的進化をごちゃまぜにしてはならないこと。
○自分の肉体の姿を見て、自分の能力や力を限定して決めつけてはいけないこと。
○そういう進化を超えたところに霊的進化というものがあること。
○それは間違いなく我々の守護霊さま・守護神さまが日々導いてくださっているものであること。
○それは、外から自分が何らかの評価を得るものではなく、自分自身が己をどう観るのか、どう思うのか、そしてどう生きているのかであること。
○あらゆる現象を神聖の視座に立った視点で観ることによって、人類やその惑星、宇宙の進化を感じ取れるようになること、などです。
○ですから、五井先生のご法話を聞いて、「いよいよだ、つくるんだ、第七劫を。本当に人類が目覚め、一人一人が救世主になるという、そういう神聖になる、神を見るという時代がいよいよ来るんだ」っていう喜びと、皆さま方とこうやって、この時間を共有し、深いところ(※神聖の視座がある立ち位置)でこの世界を見つめ、そして歩んでゆけることに、もう深く感謝しています。
○これからお祈りに入っていきますけれども、五井先生が先ほどお話しくださった世界を、皆さま方との共同創造で、素晴らしい世界をこの地上に顕現してゆきたいと思いますので、本日のお祈りも、よろしくお願いいたします。
<日本と世界のプレートへの祈り>
【里香先生】
はい。ありがとうございました。それでは皆さま方とともに、最後に神聖復活の印を一回、丁寧に組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
<神聖復活の印を心を込めて丁寧に一回>
【里香先生】
ありがとうございました。今日は、五井先生の素晴らしいご法話を聞かせていただいた後に、こうやって皆さま方と、丁寧にお祈りができて本当にありがたかったなと思っております。
○五井先生がおっしゃった第七劫という時代は、霊的な科学と本当の宗教が合わさって、ぐるぐる廻りながら進化創造してゆく世界だっておっしゃられていましたが、やっぱり本当の宗教はどういうあり方かと思ったときに、永遠の生命、霊的生命を本当に顕わしてゆける道だろうと思います。
○それは、肉体こそが自分だと思っているような存在ではなく神に繋がった命、生かされて生きている神の命というのは、本当に永遠なる生命の一部であって、それを消えてゆく姿の教えをとおして、世界人類が平和でありますようにという祈り言葉と、神聖復活の印で、自らの肉体を持ちながらも、分霊としての生命を輝かせてゆく、神聖なる生命を輝かせてゆく道です。
○そうした道を歩みながら、霊的な科学と本当の宗教が調和して新しい世界を創造してゆく時代がいよいよ来る…、来るんだなと思って、本当にこの時代に生かしていただいている我々の命というものは、どれだけ有り難いことか、そしてこれから目撃しようとしている、これから来る時代、素晴らしい世界を見て、肉体を持って経験させていただける喜びみたいなのを感じております。
○どの世界に行っても、それはもちろん感じられますけれども、やっぱり肉体を持って経験できるっていうのは特別だなと感じております。ということで、皆さまのお祈り、本当にありがとうございます。
【真妃先生】
今日も皆さま方と本当にお祈りで繋がれたこと、すごく光栄に思っています。祈りを祈っている時間が長くなれば長くなるほど、自分の中の静けさが生まれてきて、そして自分という肉体を超えて、全国、また世界中におられる世界の平和をつくるために現われ、生まれてきた高いミッションを持った方々と繋がっていることをすごく感じます。
○その境地に至ると、もう不安も恐怖もすべてない。もう私たちが自分の軸をさっきご紹介したハフサットさんと一緒ですけども、自分たちが自分たちの軸を見失わないでいられること、そしてこれから誕生してくる子供たち、そして次の世代を担っていこうとしている若い人たちの中の神聖というものを、彼らがたとえわからなくなっても、そこに一緒に存在する私たちが彼らのそれを見失うことなく、信じつづけてあげることによって、必ずそれが顕われてくるのです。
○なぜなら、私たちはそこから生まれてきた存在だからです。そこを改めて、祈りをとおして、皆さまとの繋がりをとおして、自分の中にしっかりと落とし込むことができた祈りの時間になりました。
○このような崇高な時間を、皆さまと毎月2回、共有できることをすごく光栄に思いますし、私たちは一人ではないんだと、本当にたくさんの仲間がいて、たくさんの繋がりの中にいて、働かせていただいてるんだということを、強く感じる時間になりました。
<五井平和財団からのお知らせ>
【真妃先生・里香先生】
今日も皆さま方、ご参加いただきましてまことにありがとうございました。
【真妃先生】
また次回、お目にかかれることを楽しみにしています。
【真妃先生・里香先生】
失礼いたします。