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[ZoomLetter:01435] 『内モンゴル』へのお祈り追加のお知らせ

Zoom祈りの会にご参加の皆さまへ中澤さんから、「中華人民共和国の『内モンゴル』について、『ウイグル』『チベット』と同様にお祈りに加えては如何か」との話がありました。

ことの経緯は以下の通りです。

最近、中澤さんの娘さんご夫婦が運営されている組織に、中国国内の内モンゴルからの研修生が来られ、中澤さんとお話しする機会があったそうです。その際に、言語のことを尋ねたところ、中国語はほとんどわからず普段使っている言葉はモンゴル語だとおっしゃっておられたとのこと。(ちなみに、筆記文字はキリル文字だそうです)

中澤さんから私へのお話しとしては以下のコメントがありました。

「内モンゴルは中国の一部ですが、漢民族とは異なった言語、文化を持っています。最近は中国政府の意向によって、モンゴル語の授業を減らし、中国語の授業を増やす政策がとられ、内モンゴル人の反発が強まっています。それほど過酷な弾圧ではありませんが、内モンゴルはウイグルやチベットと似た状況にあると思います。」

私のほうでも調べたところ、過酷な弾圧は表面化しておりませんが、ウイグル・チベット・香港などに対してもそうであるように、内モンゴルや内モンゴル以外の中国各地に住むモンゴル族に対しても、北京政府の思惑通りの思想教育を施し従属化させようとする動きがあることは明白です。

また中澤さんのお言葉にもありました通り、内モンゴル自治区内で反発が出ている以外にも、お隣のモンゴル国においても抗議活動が行われております。

また、1997年にアメリカ合衆国のニュージャージー州・プリンストンで『内モンゴル人民党』という組織が創設され、世界各地にその活動の幅を広げています。この組織は、内モンゴル自治区に活動基盤を置いた中国からの独立を目指す組織で、主席はショブチョード・テムチルトです。

『内モンゴル人民党』は、文化大革命で起きた内モンゴル人民革命党粛清事件を論拠として、内モンゴル(モンゴル国側での別名・南モンゴル)にモンゴル人による独立国家を創設することを目標としているようです。また、内モンゴルにはチベットやウイグルの様に、国旗に値する旗が存在していませんが、支援者の間では内モンゴル人民党旗を内モンゴルの事実上の国旗(または内モンゴル自治区の独立を祈願する旗)として使用している模様です。

そのように、内モンゴルをめぐる状況がウイグル・チベット・香港と近い状況にありますことから、次の順番から『内モンゴル』への祈り(順番:205番目)を私たちの祈りに加え、当面は香港の内尾さんにそのお祈りの担当をお願いします。(11月2日(水)夜に一回目の『内モンゴル』への祈りがあります)

それに伴い、国旗掲揚してくださる方は、添付した画像データ(Jpg)をプリントしてお使いください。タブレットで表示してくださる方は、同様に添付したPDFデータをお使いください。他の形式でのファイルをご希望の方は、私宛にご連絡いただければ、ご所望のデータファイルを作成します。(内モンゴルの旗については、当面は『内モンゴル人民党旗』をお使いください。)
水曜夜までに間に合わない場合は、『その他のすべての地域』時に使う旗をお使いください。

また、内モンゴルの現況について詳しく知るために最適な新聞記事を見つけましたので、ワードファイルにして添付します。ご興味のある方はご覧ください。

世界人類が平和でありますように
斉藤雅晴